ホームステージングにおいて、フォーカルポイントを意識することはとても大事です。
フォーカルポイントというのは部屋に入った時、一番最初に目に入るもののことを言います。
家の印象は第一印象でほぼ決まるため、ステージングでは非常に重要なテクニックです。
詳しく解説してゆきましょう。
フォーカルポイントとは
フォーカルポイントとは前述の通り、一番最初に目が向かうものを指します。一番目線を持ってゆきたいポイントをつくります。家に入った第一印象は玄関、その他リビングにフォーカルポイントをつくりましょう。
ここをしっかり整えておくことで、お客様にその家のイメージを印象づける事ができます。また、あまり一番に見られたくない柱などから目線を回避する効果もあります。
では、フォーカルポイントはどのように整えたらよいのでしょうか。
詳しく解説しましょう。
色使いで「いいかも」と思ってもらう
入った瞬間、お客様に「いいね!」と思ってもらうために色使いに配慮しましょう。
人の視覚の印象で、8割は色彩と言われています。色は非常に強い力を持ちます。これを利用しない手はありません。
オススメは観葉植物などを使ったグリーン系の色使い。
ホームステージングで主流となっている手法です。
人はグリーンを見ると森や木などをイメージします。自然界にあるものは人は馴染みやすく受け入れやすいものです。潜在意識で癒やしや心地よさを感じ、「いいな」と思いやすいのです。
また、置くだけでどんな空間にでも合い、サマになります。植物によって、大きさや高さは多種多様。置く空間にちょうど良い魅せ方をすることがポイントです。またその際、鉢カバーもインテリアイメージにマッチしていることもポイントです。
容易な手法です、ぜひグリーンは取り入れましょう。
(※落葉樹、ニオイが強い植物は避けましょう)
視線をマネジメントする
フォーカルポイントは、色使いのほか、視線の動きをマネジメントすることも大切です。
少し邪魔な柱があればそこに目がいかないように配慮して植物を置いたり、少し狭いダイニング空間には丸いテーブルを置いて広く見せたり、と工夫をします。これが視線のマネジメントです。
既に建っている家は、今ある間取りを最良に魅せなければいけません。特に中古住宅には、よい面もありますがネックな面もあります。
その家の持つ長所を強調できるよう、視線をマネジメントしましょう。
まとめ
フォーカルポイントについて、おさらいしておきましょう。
フォーカルポイントとは部屋に入った時に一番最初に目に入るもののこと。
フォーカルポイントを意識する上で、大事なことは下記の2つ
①第一印象は、色使いで「いいね!」と思ってもらうこと
②視線をマネジメントすること
でした。
フォーカルポイントをうまく使うことで、お客さんに購入のスタートラインに立ってもらうことができます。
ぜひホームステージングに上手に取り入れてみてください。